MHエステイト株式会社社長の平松真実が語る安心して女性が一人暮らしをするための物件の選び方とは?

平松真実 社長

親元を離れて一人暮らしをするのは誰しもが不安に感じるポイントです。特に女性の場合は、女性自身もそうですが親御さんからしても不安でしかありません。その際に慎重を期したいのが物件選びです。

MHエステイト株式会社で代表取締役社長を務める平松真実さんは、女性が一人暮らしをするための物件の選び方があると考えています。どのような物件がいいのか、その選び方についてご紹介します。

オートロック以外のセキュリティ対策をチェック

女性の一人暮らしを考える際についついオートロックや防犯カメラを重視しがちですが、これは当たり前のことで、オートロックの有無で決めるのでは不十分であると平松真実さんは考えています。

セキュリティ面で重視したいのはベランダへの侵入経路です。道に面しているところであれば侵入しようと思えば簡単にバレますが、死角であればバレにくかったり、木によじ登って侵入したり、隣の部屋をつたって入ったりできる場合もあります。

この場合、オートロックがどれだけ万全であっても意味がありません。1階は特に侵入されやすいわけですから、オートロックかどうかで見るのは意味がないと平松真実さんも力説します。

そのため、実際に物件を見る際はベランダ側もチェックし、侵入しやすい状況かどうかをチェックしましょう。多少意地悪く見ないといけない部分もあるでしょうが、それは自分の身を守るために必要なことなので罪悪感を感じる必要は全くありません。

また洗濯機の場所もポイントで、洗濯機の場所がベランダにあると洗濯物を盗まれる可能性があります。どうしても予算の都合で室内に洗濯機を置けない場所で借りざるを得ない場合はコインランドリーの位置関係も考慮すべきでしょう。

本当に治安のいい街の探し方

防犯面を考える上で、治安のいい街で物件探しをしたいという考えを持つ人がほとんどであるとMHエステイト株式会社の平松真実さんは語ります。では、何を持って治安のいい街とするか、それは前兆情報が少ない街。

前兆情報とは不審者情報や付きまといの情報など犯罪そのものは発生していないけれど、付きまといなどの事案があった情報を指します。警視庁ではこの前兆情報をまとめたサイトを作っており、地図上に掲載。過去2年で発生した前兆情報をまとめています。

すると無数に付きまといの情報が多く掲載されており、地域によってはスタンプで埋め尽くされるほどです。しかし、場所によっては付きまといの情報がなく、比較的平穏なところもあります。こうしたエリアが本当に治安のいい場所であり、安心できる可能性が高いと言えます。

理想的なのは治安のいい場所で暮らすことですが、治安は良くても物件がないこともよくあり、いかに折り合いをつけるかがポイントになります。また治安は良くても利便性が悪ければ意味がないなど探すのは大変ですが、治安のいい場所をざっくり見つけたい時に警視庁が提供する情報はとても大切であると平松真実さんは考えます。

平松真実さんは昔ながらの下町では前兆情報は多くないと考えており、特に葛飾区や墨田区の一部地域は前兆情報が多くありません。もちろんおしゃれな街に住みたい人もいるでしょうが、初めての一人暮らしを親御さんに提案する際、最初の物件は治安のいいところで探すのがスムーズに行きやすいです。

多くの店がある駅前周辺で物件を探すべき理由

女性の一人暮らしを考える上で治安、防犯は必ず考えなければならず、少しでもそのリスクを減らすことが求められます。平松真実さんは多くの店がある駅前周辺で物件を探した方がいいと考えています。

その大きな理由は利便性、ではなく、防犯的な要素です。多くの店があり、食事ができる場所や買い物ができるスーパーなどが多くあれば選択肢が生まれます。すると、今日はあそこで、明日はあっちでと帰ることで固定化しなくて済み、付きまといをされにくくなるという考え方ができます。

コンビニもいくつかあれば、公共料金の支払いをしなくてはならない際に支払いを済ませるコンビニを固定化させず済みます。多くの店があるということは人通りもあるため、治安もそこまで悪くなりません。もちろん利便性がいいことは暮らしていく上で大事なことです。

女性の一人暮らしはかなりデリケートに考えなくてはなりません。単純に家賃だけで選ぶと大変なことになりかねませんが、少しの手間をかけるだけで安心して暮らせるお部屋は必ずあると平松真実さんは考えます。

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