7期連続で過去最高収益を誇る花王の社長、澤田道隆さんを紹介!

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今回は洗剤や石鹸、ビオレでお馴染みの「花王」の社長である澤田道隆さんについてご紹介したいと思います。

澤田さんの生立ちと実績

大阪出身の澤田氏は小さな頃から科学や実験に興味があったようで、大学は大阪大学に進学し、低級脂肪酸の勉強をしています。学生時代は優秀ではなかったようですが、「物事を本質的に考えることを学ぶことができた」とおっしゃっています。既に花王の社員だった父の影響もあり卒業後にすぐに花王に勤めています。花王は昔、輸入文房具を扱う会社でしたが、日本の質の良くない石鹸に着目して質の良い高級な石鹸を開発するようになります。今でこそ洗剤やオムツの販売もする花王ですが、澤田氏は入社後から石鹸研究部門へと配属になりました。もともと化学が好きで実験に対して積極的だった彼には適職だったのだろうと思えます。その後2012年に数々の重役を経て社長へと就任されています。

花王の今までの売り上げ

2019年の売り上げは過去横ばいになっているものの、営業利益は10期連増の増益で7期連続の過去最高益となっています。主に日本を中心とするグローバル戦略ブランドである11ブランドと、こちらも日本を中心に育成されている8ブランドに集中的な投資をして功を奏しています。さらに欧州を中心にブランドを展開していた「SENSAI」を日本でもデパートの伊勢丹などで販売開始させるなど、人気のあるブランドを日本でも展開し始めて売り上げを順調に伸ばしています。スキンケア部門では、誰もが知っている「ビオレ」が売り上げに大きく貢献していますが、ヘアケア部門に関しては伸び悩みが窺えます。

今後の花王

このように既に日本が誇れる会社としてトップを走り続ける花王ですが、今後も業績が伸び続けることが予想されます。花王は日本国内での事業の展開のみではなく、世界に進出していますのでさらに収益は上がると期待されている会社でもあります。特にアジアで業績を伸ばしているデータが見受けられます。以前は日本製のブランドは高価とされ、アジアではなかなか手にする人はいなかった花王ですが、近年アジア諸国は時代を追って豊かになってきているのが現状です。人口も増えているので良い顧客として海外の事業展開が好調に進むと予想されます。また日本のブランドは人気ですし、その中でも花王のブランドは一目置かれています。今後もアジアを中心に確実に売り上げを伸ばしていくでしょう。

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