三木谷浩史代表取締役会長兼社長 常に挑戦し続ける楽天株式会社

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楽天株式会社の創業者 三木谷浩史社長

三木谷浩史氏は兵庫県神戸市出身で一橋大学商学部を卒業し、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行しました。1993年にハーバード大でMBAを取得して帰国し、1995年に興銀を退社し、楽天を創業しています。ちなみに実父は三木谷良一神戸大学名誉教授とのことです。文句なしの超一流の経歴ですね。
三木谷氏は興銀という安定した会社をやめて、当時は未知数だったインターネットのショッピングモールを商材に起業します。目論見は成功し、起業から3年後には株式公開するなど、順調にビジネスを拡大していき、2019年には売上収益が1兆2639億を超える大企業になりました。

常に新しいことに挑戦し続ける楽天

楽天といえば常に挑戦し続けている企業イメージがあります。日本野球界で50年ぶりとなる新規球団の設立、そして優勝、当時は非常に珍しかった社内公用語の英語化、FCバルセロナとのパートナーシップ、そして最近ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク3社で寡占状態にあると言われている国内通信事業への参入を発表しました。楽天はショッピングモール事業で起業、拡大してきた会社ですが、今では証券会社や国内通信事業、プロ野球球団も所有する会社に発展しています。

ライドシェアリング事業リフト社への投資

2019年に楽天は投資先の米ライドシェア大手リフトに関連して約1030億円の減損損失を計上すると発表しました。楽天は約11%を出資するリフトの筆頭株主で、3月のリフトのアメリカでの上場では1100億円の株式評価益を計上していたのですが、その後の株価下落を反映した格好です。
三木谷社長は、ソフトバンクグループ孫会長同様に、スタートアップ企業への投資も行っていました。減損の金額が大きく、大きなニュースになりましたが、国内通信だけではなく、スタートアップへの投資も通じて新しい業態を模索している楽天の積極的な姿勢が表れています。
これまでもインターネットバブル崩壊やAmazonの日本進出など何度も危機を乗り越えてきた三木谷社長の次の一手には注目が集まります。更に20年後にはどんな会社になっているのか、今から楽しみです。

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