Paidy株式会社杉江陸

社長

近年支払方法の1つとして確立されてきた後払い。お金がその場でなくても、先に商品を手に入れて、後で支払うことで利便性を高められる時代を迎え、市場規模も急拡大を見せます。そんな中でクレジットカードのように使えるなど、さらに利便性を高めたのがPaidyです。そのPaidyを運営する株式会社Paidyの代表取締役社長は杉江陸さんです。

銀行での経験

杉江陸さんは1971年生まれで、現在50歳です。父親が学者だったという杉江陸さん、日本ではなく世界で働く学者になることを夢見ます。東京大学の出身で卒業後は当時の富士銀行に入行します。配属された支店は、富士銀行が創業した時の支店であり、お手本になるような存在でなければならないというプレッシャーがある一方、風通しが良く、仕事を楽しくしなければならないという文化もありました。その後、富士銀行はみずほ銀行へ統合され、それをきっかけに経営者としての道を歩むようになります。

消費者金融時代のリストラ

杉江陸さんはその後新生フィナンシャルへ転職します。消費者金融レイクを運営しており、元々外資系企業が運営していたところ、消費者金融の生命線となる法律が変わり、消費者金融の規模が縮小されることになり、新生銀行へ売却。スケールダウンをしないと成立しない、そのためには人員削減をしないといけない、この仕事を杉江陸さんが受け止め、実行していきます。人員削減での苦労は相当なものだったようですが、これを無事に終わらせると新生フィナンシャルの代表に。そこで決めたのは任期5年。最長5年は務めると決めたのです。

5年後に出会いがあった

任期の5年が訪れようとしたとき、すでにあったPaidyの創業者であるラッセル・カマー氏と知り合います。Paidyがやっていきたいことと、レイクがやってきたことは親和性があり、AIを活用して信用度を測り、一般庶民向けのサービスを目指したりするサービスだったため、Paidyに魅力を感じます。こうして杉江陸さんはPaidyへ転職し、代表取締役社長として事業を急拡大させていくさなかにあります。Paidyには多くの外国人が働き、多様性にあふれた会社です。最近ではiPhoneを24回払い無利子で支払っていけるなど、クレジットカードなしでも利用できるようにしており、利便性がますます高まっています。

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