若干29歳の女性社長秋元里奈氏
こだわり農家・漁師のオンライン直売所「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンの創業者、代表取締役社長は秋元里奈氏です。1991年1月21日生まれの神奈川県相模原市の農家出身で、まだ29歳の非常に若い女性起業家です。
秋元氏は2009年に神奈川県立相模原高等学校卒業、2013年慶應義塾大学理工学部管理工学科を卒業します。新卒でディー・エヌ・エーに入社したのちに、2016年11月に農業支援ベンチャービビッドガーデンを創業しました。
帰省した実家で農業をする母の姿から見える農業の問題点、閑散とした畑を目の当たりにしてきた秋元社長は農地をどう活用していくか考え、実際の農家を訪ねていきました。小規模な農家だと、ITリテラシーの部分やWEBマーケットも少ないなど課題も多く、販路や後継者など様々な課題を抱えていました。
ディー・エヌ・エーで働いた経験、培った技術を生かして、様々な問題を抱える農家をサポートするサービス展開をしたいとの思いからビビッドガーデンを創業します。
食べチョクを通じた農家保護
現在ビビッドガーデンでは、農家から直接野菜が送られてくる「食べチョク」というサービスを展開しています。
無農薬・無化学肥料の野菜を安心して食べられる野菜を販売売りにしており、オーガニックの野菜を作っている農家に絞ってサービスを提供しています。
他の同様なサービスとは異なる点は農家と消費者の直接販売になるので、間に工場を挟むことなく、採れたての新鮮な野菜が農家直送で届けられるところです。
ビビッドガーデンはプラットホームを提供し、農家が登録して消費者に対して販売する形態になります。
食べチョク以外の農家保護の仕組み作りへ
消費者が美味しくて安心できる野菜を食べられるという付加価値以外に、農家によって無農薬で手間暇かけてつくられた野菜が普通の野菜と同じ価格でしか流通されていないという問題意識から、販売サービスの中で販売価格を適切に設定し、もともとの創業時の目的でもあった農家に正当な利益が落とせるようにする仕組み作りを実現しました。
人と人との繋がり、オーナー制度や年間契約、民泊など、農業から発展させて幅広い事業展開を現在も検討しています。ビビッドガーデンは、今までになかった「農家と消費者を繋ぐ架け橋」になれるよう新しいサービスを展開する会社として期待されています。
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