吉田憲一郎代表執行役会長兼社長CEO ソニー株式会社の復活

会社

年収8億4800万円?ソニー社長について

ウォークマンやプレイステーション、カメラなど数々の電気製品でヒットを生み出してきたソニーですが、一時期の赤字だったところからV字回復し、今また右肩上がりの成長を描こうとしています。そんなソニー復活の立役者である社長吉田憲一郎の2019年度の役員報酬はなんと8億4800万円です。
吉田社長は鹿児島県立鶴丸高等学校を経て東京大学経済学部を卒業。1983年にソニーに入社しています。2005年にソニーコミュニケーションネットワーク(現・ソニーネットワークコミュニケーションズ)の代表取締役に就任し、当時ソニーの社長だった平井一夫氏からの誘いもあり、2013年にCFOとしてソニー本体に復帰しました。その後、平井体制のもとで構造改革を自ら中心になって計画及び実行し、ソニーのV字回復を実現。そのまま、2018年に社長に就任しました。

豊富な知識と真面目な性格

吉田憲一郎氏は非常にまじめな性格で知られており、仕事の鬼とも言われています。ご本人も趣味は仕事というほど、土日も構わず仕事に没頭するタイプのようです。更には、会社での飲み会中にも仕事に関する話を周囲のメンバーに聞き、時には飲み会中にメモを取り出すほどの勉強家です。
ソニーといえば、以前は電気製品を扱うエレクトロニクス製品を思い浮かべましたが、今はソニーグループは損保、生命保険、銀行、映画、ミュージック事業、エレクトロニクスを傘下に抱えるコングロマリット企業です。
エレクトロニクス事業一つとっても、テレビ、カメラ、オーディオ、ラジオなど多岐にわたりますが、決算発表会や経営方針説明会でも自らそれぞれの事業について豊富な知識で詳細に理解された上で説明している姿が印象的です。

これからのソニーに期待!

かつての勢いを取り戻し、これからますます期待が大きくなるソニーですが、なんと吉田社長の報酬は8億4800億円というから驚きです。ただ、ソニーグループは売上は8兆2600億円、営業利益は5822億円の規模を持つ会社です。
これほどの大きな会社を赤字から急激に回復させた張本人ですから、報酬は高いとも一概に言えないのかもしれません。前任の平井一夫氏と異なり、英語も決して流暢でスピーチ上手ではありませんが、一生懸命いまだに勉強されながら、自分の言葉で語る吉田社長に好感を持つ人は多いはずです。

コメント