穐田誉輝、株式会社くふうカンパニー会長の年収・経歴・実態など詳しく公開します。

会社

みんなのウェディングやオウチーノ、Zaimなどライフステージの変化に対応する会社をいくつも束ねている株式会社くふうカンパニー。株式会社くふうカンパニーで取締役会長の座に就いているのが穐田誉輝さんです。穐田誉輝さんといえば、カカクコムやクックパッドの経営に携わるなど、エンジェル投資家として活躍する人物です。また奥さんが菊川怜さんであることは、誰もが知るところです。株式会社くふうカンパニーの設立までの穐田誉輝さんの人生を振り返ります。

穐田誉輝の経歴について

穐田誉輝氏 (株式会社カカクコム) | 転職サイト[PROSEEK] 仕事のモチベーション

穐田誉輝さんは、1969年4月29日生まれで、今年で51歳を迎えます。千葉県出身で、1993年に青山学院大学経済学部を卒業します。穐田誉輝さんが青山学院大学を卒業した当時、すでにバブルは崩壊し、景気は明らかに悪化していましたが、ギリギリ売り手市場で、学生にとって有利な時代でした。80社を超える企業を訪問する中で、この時から起業を意識していたと言います。大学卒業後に入ったのが、株式会社日本合同ファイナンス、現在の株式会社ジャフコです。民間では最も古くから存在するベンチャーキャピタルとして知られ、穐田誉輝さんは投資先の新規開拓などを行いました。穐田誉輝さんは、1993年に入社した社員の中で最初に投資案件を成立させ、スタートダッシュを決めます。ところが、その経営者に資金をうまく使われてしまい、半年で倒産という憂き目を見ることになり、大波乱の幕開けを経験します。

その後、穐田誉輝さんは株式会社ジャフコを退社すると株式会社ジャックに入社します。株式会社ジャックでは株式公開、上場を経験していますが、この転職に関して、穐田誉輝さんは、実業を経験したかったとその意図を語ります。学生時代から起業をすることを考え、戦略的に就職をしていた穐田誉輝さん、会社はビジネススクールと考え、起業に向けての知識や経験を蓄えていきます。ジャフコでは、立派な経営者の話を聞き、ジャックでは株式上場を学んだ穐田誉輝さん、マーケティングやマネジメントの大変さを肌身に感じながらも、起業し、成功させるためのエッセンスを吸収していきます。

初めての起業

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ジャフコ時代の先輩と一緒に、穐田誉輝さんはベンチャーキャピタルである、株式会社アイシーピーを立ち上げます。穐田誉輝さんの経験などもあって、設立時にはすでに35多く苑という資金を集めるなど、かなり注目される存在でした。アイシーピーでは、利回りが年率30%を超えるという、今では考えられない実績を残します。アイシーピーが手掛けた投資案件で、一番のヒットはカカクコムでした。穐田誉輝さんにとってカカクコムはまさに理想とする企業であり、このシステムは多くの人に受け入れられると確信し、投資を決断しました。集めた35億円のうち、2割強をカカクコムに投資するという判断は、当時社内でも慎重な意見が飛び出すほどでしたが、元々非常勤の取締役だった穐田誉輝さんが経営者になることで、最終的に出資の決断がなされます。

カカクコムの経営者になってからは、収益源を増やし、人材を強化することに力を入れます。当時のカカクコムは収益源が乏しかったために、規模を大きくするけど利益につながらないという体質でした。収益源を確保し、それを原資に人材を集める、これを繰り返した結果、カカクコムは急成長を遂げます。

カカクコムの株式上場を果たすと、2006年に社長を退任します。その後、穐田誉輝さんはクックパッド株式会社の社外取締役に就任。クックパッドには前から投資を行っており、社外取締役として支えてきましたが、自らもクックパッドを使って料理を行うなど、ユーザーとしてクックパッドのサービスをチェックし、開発を行っていき、その働きぶりが評価され、社長になります。

ユーザーが投稿を行うレシピサイトは、有料会員が多く、売上高も社長就任後、急成長を遂げていきます。その間、企業買収を行い、様々な事業を行おうとしていきます。レシピを売りにしてきた会社がそこまでやるかと衝撃を与えます。ただ、クックパッドでやってきたことを様々な事業に還元することで、その事業を成長させることにもつながっており、その中には、株式会社くふうカンパニーでの傘下になっているみんなのウェディングも含まれています。

エンジェル投資家として野望に燃える

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2016年、穐田誉輝さんはクックパッド社長の座を、創業者に譲り、表舞台から一旦退くことになります。しかし、すぐに穐田誉輝さんは動き出しており、株式会社オウチーノの公開買い付けを行います。

当時のオウチーノは業績が芳しくなく、うまくいっていない状態でした。成長の踊り場であったオウチーノ、あまり整備も進んでいなかったことから、複数の企業と資本提携の話を行っていく中で、穐田誉輝さんと話し合いの場を持ち、結果的に穐田誉輝さんがオウチーノの株を買い占めることになります。

働く株主を標榜する穐田誉輝さん、自らが社長になって会社をけん引していくのが一般的なスタイルになっていますが、オウチーノでもそれは同じでした。インターネットを使った不動産取引は勝負になると踏み、株式を取得します。その後、クックパッド社長時代に資本提携を行っていたみんなのウェディングでも株式の過半数を握り、2018年、株式会社くふうカンパニーの子会社になります。

穐田誉輝さんが取締役会長を務める株式会社くふうカンパニーですが、オウチーノとみんなのウェディングの企業買収によって誕生した会社です。ライフスタイルに関するポータルメディアを作る、そして情報インフラの整備を行う、穐田誉輝さんの狙いはそこにありました。

専門的なポータルメディアは数多くある一方、広告宣伝に力を入れすぎたことで、本当にユーザーにとって有益な情報を求めようと、ポータルメディア離れを引き起こしてしまいます。それぞれの専門的なポータルメディアをまとめることで、くふうカンパニーが総合的なポータルメディアになれるようにという意味合いもあるようです。

現在株式会社くふうカンパニーでは、様々なポータルメディアを企業買収し、総合的なポータルメディアを目指しているところです。最近では少額短期保険の会社を子会社化するなど、動きは活発です。総資産は56億円、売上高はまだ50億円程度とこれからの会社であり、今後に発展を見せることは確かです。

エンジェル投資家としての野望、最終形態である可能性は高く、カカクコムに魅せられた気持ちは、ようやく結実しようとしています。株だけで数百億円もの資産価値を持つとされる穐田誉輝さん、今後も目が離せません。

まとめ

菊川怜を射止めた投資家 “資産200億円”穐田誉輝氏の評判|日刊ゲンダイDIGITAL

穐田誉輝さんの奥さんは菊川怜さんですが、その出会いは共通の知人を通じてのもので、いわゆる友人として数年過ごし、恋愛関係に発展、すぐに結婚までたどり着きます。まさに電撃婚そのものであり、菊川怜さんが結婚し、相手が穐田誉輝さんということで業界内は大騒ぎ。さらに驚かせたのは、2019年4月に菊川怜さんが出産したことを明らかにしたことです。なぜ驚いたのか、それは菊川怜さんが妊娠した事実を公表していなかったためです。

ライフステージの変化の際に利用してもらえるポータルメディアを目指してきたくふうカンパニー、まさにその当事者として穐田誉輝さんは、くふうカンパニーと向き合っているところです。

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