トランプ大統領の再選が危ういのではないかと巷で語られるようになった2020年のアメリカ大統領選挙。その背景には新型コロナウイルスに伴う問題やマイノリティ層を離反させる失策なども大きく影響していると言われています。またトランプ大統領は、アメリカが世界の警察であることをやめて、自国を守る政策をとるようになりました。これを受けて、戦争などを起こすのではなく経済的な圧力などで対峙することを鮮明にし、中国にも強硬な姿勢をとり続けています。そんな中で、あえば直道さんは朝鮮半島情勢に着目した論評を行っており、注目を集めます。
トランプ大統領はどう対峙しているか
あえば直道さんは、トランプ大統領がどのように朝鮮半島を考えているかについて、まず北朝鮮に対し核施設の廃棄と査察の受け入れを強く求めていることを紹介します。何回かの首脳会談でも話は平行線に終わり、北朝鮮は北朝鮮でミサイル実験を行うなどして、一筋縄ではいかないことをアピールしていました。そんな中、韓国では北朝鮮と対峙するのではなく、北朝鮮と仲良くやっていく方向性の政策をどんどんと打ち出していきます。これは日本とアメリカが連携して北朝鮮と対峙するという流れからは逸脱しており、大きな懸念点であることをあえば直道さんは危惧します。
あえば直道さんの韓国本
こうした動きがある中で、2020年3月にあえば直道さんは韓国に関する本、韓国消失を発売します。これはあえば直道さんの書き下ろしではなく、トランプ大統領のアジア対策のブレーンを務めてきた人物が韓国について書いた本であり、これをあえば直道さんが監修し、韓国で不当に拘束されることになった産経新聞の元ソウル支局長や台湾の重鎮などが文章を書き、多角的に韓国を見つめるという内容になっています。ここ10年程、韓国に関する本では表現があまりにも下品なものが目立ち、本屋に並んでいるだけで嫌悪感を覚えるようなものが目立ちましたが、タイトルこそ韓国消失とこれまでのものと変わらないと思われがちだけれども、実際はちゃんとした韓国の分析本であることを、あえば直道さんは力強く語り、韓国はどのような未来を辿るのか興味を持てる一冊になったと胸を張ります。
あえば直道さんが予言してから数か月後の韓国
2020年4月に入り、韓国では総選挙が行われました。新型コロナウイルスの全盛期に行われ、一般的な選挙活動が行えず、SNSなどを多用するこれまでになかった選挙を展開してきた韓国。これまでの韓国政府のやり方はよかったのか、それとも悪かったのか、その審判、中間評価が下される選挙でもありました。それよりも新型コロナウイルスに対する対策を国民がどんな評価を行うのかに注目が集まるようになったため、北朝鮮への対峙か、太陽政策か、これを問う選挙という意味合いが薄らいだことも事実です。一方、野党は前政権の弾劾や前政権で負った負のイメージを払しょくしきれなかったために、結果的に今の政権を支持する政権が圧勝、野党が惨敗という結果をもたらします。これにより、韓国国民は現在政府が行っている北朝鮮の政策を間接的にでも支持したことになり、少なくとも現在の政権が維持される期間は北朝鮮と韓国が仲良く手を取り合ってやっていくことが確約された形となりました。北朝鮮への対峙という流れから、韓国だけが背き、アメリカと日本、韓国と北朝鮮が対峙しあうことになりかねない状況を生み出した形です。
韓国でもあえば直道さんは動く
韓国消失を発売するなど、韓国に毅然とした態度を見せるあえば直道さんですが、元々は新しい価値観の保守政治を世界に広めたいという思いを抱えています。そのため、アメリカのCPACにならった、日本のJ-CPACの開催を取り仕切るなど保守政治の定着や日本とアメリカ、そしてアジアなどへのパイプをつなげようと必死です。そんな中であえば直道さんは、韓国でもK-CPACを開催することにします。北朝鮮と仲よくしようとするリベラルを打破する、その動きを高めようと韓国でも保守派が一堂に会するイベントを行います。結果的に100万人を超える人が参加するなど、多くの群衆が詰めかけました。CPACでも弱腰な政治家に対するブーイングが聞かれますが、韓国の最大野党の代表が弱腰な姿勢を見せたことで、大きなブーイングが響き渡ります。その一方、既存の政党ではなく若い世代が保守を真剣に考えている姿が示されており、韓国の将来は10年後20年後大きな変化をもたらす可能性があることを、あえば直道さんは示しました。
まとめ
あえば直道さんは様々な地域で保守政治の定着や既存の政党に頼らない形、草の根での政治運動を巻き起こせるようにアクションをとり続けます。日本から起こすのではなく、海外からそれを起こさせる、それに引っ張られるように日本もその活動に目覚めていく、あえば直道さんの考えが実現した時、日本がどうなるのか、気になるところです。
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