MHエステイト株式会社代表取締役平松真実が感じた狭い物件に対する若者の反応

平松真実 会社

近年は若者が狭い物件や部屋にトイレも風呂もついていない物件に住もうとし、多くの世代から理解されない状況が作り出されています。MHエステイト株式会社代表取締役平松真実さんからすると、こうした若者に対して様々な心境を抱いています。

MHエステイト株式会社代表取締役平松真実さんはどのような心境を若者に対して抱いているのか、ご紹介します。

好き好んで選ぶ人もいるが、多くはない

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風呂もトイレもない部屋に好き好んで住むなんておかしい、何か理由があるはずだと思う方が多いですが、平松真実さんからすると好き好んでこの手の部屋を選ぶ人がいるというのは単なる事実でしかありません。築年数が経過した部屋に対するレトロ感、ノスタルジー感を大切にしたい人もいれば、隠れ家的に活用したい人、リノベーションを考えている人など様々いるからです。

とはいえ、いるとはいえ、決して多数派ではないというのもMHエステイト株式会社代表取締役平松真実さんはわかっています。要するにお金を度外視にして風呂なしトイレなしの部屋に住む人は少人数であり、ある種余裕を持つ人が好き好んで選ぶような形です。イマドキの生活を求める若者からしたら、風呂もなくトイレもない部屋は厳しく、そこに何万円も出すことも本来は嫌なはずです。

それをわかっていて暮らすには何かしらの理由があります。余裕がある人にとっては財力は全く関係なく、ワクワク感などを理由にその部屋に暮らしているのです。YouTubeでは狭い部屋の物件紹介が行われており、それを眺めるだけで楽しいと感じる人もいるぐらいです。

多くの若者はお金がないからそこに住む

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狭い部屋や風呂なしトイレなしの部屋などは駅に近い物件であってもかなり安い値段で借りることができます。東京都心に住みたい、だけど、お金がないという若者にとって、狭い部屋というのは願ったり叶ったりの物件であり、もし仕事で忙しくて、家は単に寝に帰るだけの場所だとしたら、広い部屋は確かに必要ないでしょう。

しかし、お金がないからそこに住んでいるだけなので、お金さえできれば引っ越しを考える人がほとんどです。芸能関係の人で、貧乏暮らしをウリにする人が売れてもずっとその部屋に住むケースが多々ありますが、あくまでもそれは芸能関係だけ。それ以外の職種の人からしたら何の意味もない行為なのです。

平松真実さんは実際に狭い部屋などに住んだ若者が、次の更新をしないで新しいところへ引っ越す姿を多く見てきました。中には狭い部屋に暮らし続ける人もいますが、その多くは引っ越しをしたときと職業が変わっていないなど、実入りがなかなか増えていないゆえのこと。どうやら羽振りがよさそうな人は、すぐに引っ越しを検討するようで、お金がないからそこに住んでいるというのは正しいのかもしれません。

マスコミが美化するような話題ではない

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MHエステイト株式会社代表取締役平松真実さんからすれば、もっと家賃が高くなり、回転率が上がった方が売上も上がるので、狭い部屋に住み続けることはそこまでいいことではないと考えています。最近はマスコミが美化するような記事も出ており、多くの人がその記事に疑問を投げかけているように、なぜマスコミが美化するのか不思議に思う人も多いです。

平松真実さんもその1人で、お金がないから仕方なく住むのは何ら問題はないものの、決して美化するようなことではなく、収入に見合った部屋に住んでほしいと考えています。

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