CBcloud株式会社松本隆一

社長

物流業界の存在感は年々高まっており、社会的なインフラになろうとしています。しかし、それを支えるドライバーはしんどい思いをしており、ドライバーの頑張りでなんとか支えられてる状況です。荷物は増える、しかし働き手は減っている、そんな状況を打破するために活動しているのがCBcloud株式会社です。代表取締役は松本隆一さんです。

国交省の職員として

松本隆一さんは1988年生まれで現在33歳です。学習塾経営の父親のもとで育った松本隆一さん、自ら独学で習得したプログラミングで父親の仕事を助けるなど、人のためになることをしていました。一方、プログラミングよりも空が好きで、当初パイロットを目指しますが視力が足りず、航空管制官という仕事を得て国土交通省へ入ります。航空管制官の仕事は絶対にミスが許されない仕事であり、判断ミスが多くの問題を生じさせるため、大事な仕事です。この仕事に松本隆一さんは楽しさを感じていました。そんな中、奥さんと知り合った際、奥さんの父親が物流業界をやっており、そこで知ったのは物流業界の劣悪な環境。これをなんとかしたいという思い出、運行管理システムを開発します。

義理の父の思いを胸に

物流を変えようという義理の父からの話もあり、2013年あれだけ楽しかった航空管制官の仕事を辞め、物流業界に飛び込みます。しかし、これから本格的に始動するという段階で義理の父が突然の死。過労がきっかけとされ、悲しみに暮れる家族。しかし、ひっきりなしに電話は鳴り続け、仕事を求めるドライバーたちの声を聴くにつれ、しっかりと義理の父から受け継がなければならないと確信します。現場のドライバーに無理やりタブレットを持たせ、現場のドライバーと話をしていく中でより使いやすいものを確立。とはいえ、なかなかドライバーの地位向上には結びつかず、15万人もいるフリーのドライバーを守ることが物流業界の変革につながると考え、起業を決断します。

ドライバーの地位を高めるために

これまでの物流業界は経費を請求してもなかなか入金されず、数か月経過してようやく入金されるという状況でした。松本隆一さんはこれを即日入金を可能にさせた仕組みにするなど地位向上に努めます。荷物を届けたい人、ドライバーをつなぐプラットフォームを立ち上げるなど、フリーランスのドライバーを積極的に活用する仕組みを作り上げていく松本隆一さんです。

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