大沢一彦最高経営責任者代表取締役会長 日本一のたれ会社日本食研ホールディングス株式会社

会社

農家出身、跡を継ぐために東京農業大学へ

日本食研ホールディングスの創業者で会長で大沢一彦氏は1940年愛媛県出身です。食肉加工会社に入社します。
元々農家の長男だったため、後を継ぐために東京農業大学に進学、1963年に卒業します。在学中にしていたハムメーカーでのアルバイトが面白く、卒業後は食品加工会社に就職します。
その後8年間で食品加工業界の4社に勤務し、ハム・ソーセージの製造技術などを徹底的にを学んでいきました。
1971年に畜産加工研究所を創業し、ハム・ソーセージの加工用塩漬剤と機械器具などを販売します。

コンサルタント手法の営業スタイル

創業当初は大沢社長一人で運営しており、肉屋などに余った豚肉を焼き豚にして販売することを提案し、調理方法や販売方法含めたコンサルタントのような提案手法で調味料や調理器具を販売していきました。
その時のノウハウをその後営業部に手取り足取り教えていき、徐々に業績は拡大します。尚、日本食研では営業部ではなく、そのため営業技術部と呼んでおり、料理の作り方や売り方、原価計算まで顧客にアドバイスする独自のスタイルを確立しています。
日本食研は年間約5600種の商品を作っています。
多品種少量生産のため、効率が悪そうに思えますが、大沢会長は会社全体で利益を上げている大前提で損するものをたくさんつくるように指示しているそうです。
ある会社が調味料を1000円で要望してきたとして、それを試作に半日必要かけて人件費含めて原価は2万円以上掛かったとしても1000円で売ります。
損失をしてまで、顧客のために調味料を開発することで、顧客に意気に感じてもらい、更にその調味料が気に入れば日本食研のためにと将来的には10万円の発注に繋がる可能性があります。

長期的な利益を考える

大沢海洋は常に短期的な利益ではなく、長期的な利益を考えて商品開発を行っているのです。
そのため、日本食研は現在も非上場を貫いています。
日本食研は海外にも約30年前から進出しています。
現在は台湾、香港、韓国、シンガポール、タイ、ドイツ、イギリスに支店や事務所を展開しており、アメリカと中国では子会社を設立し、現地工場で生産しています。
1971年の創業依頼一貫して黒字で規模拡大を続けており、グループ全体の売上高は1000億円を超え、たれの出荷量では日本一の規模成長し日本食研は今後更なるグローバル展開を進める方針です。

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