PCやインターネットに出会い、夢中になる学生時代
堀江貴文氏は1972年10月29日生まれ、福岡県八女市出身です。
家にはまともな本がなかったことから、5歳のころは百科事典を読むことに夢中で、第一巻「あ行」の1ページから、最終巻「わ行」の巻末まで一つの読み物として通読していました。
これによりリニアモーターカー、コンピュータ、宇宙のことなど知的好奇心が刺激され、星・国・国王の名前も覚えたそうです。
中学は県下で一番の進学校である久留米大学附設中学校に進学、中学時代にパソコンと出会い夢中になります。
久留米大学附設高校時代は東京に出て環境を変えたいと思うようになり、両親を説得するために東京大学受験を決意、勉強して現役で合格します。
その後大学時代にしていたプログラミングのアルバイトでインターネットと出会うと、その可能性に興味を持ち、有限会社オン・ザ・エッヂを設立します。
一方で、日本の学歴は入学することに価値があり、卒業にあるのではないとの考えから、大学は中退します。
業績拡大、世間の話題に
オン・ザ・エッヂは、インターネット黎明期に、ホームページ制作・管理運営を行う会社として注目を集め、レコード会社などの一流企業のサイト制作を請負います。
2000年4月には売上高2億5000万円の規模となり、東証マザーズに上場します。
2002年に経営破綻した旧ライブドア社から営業権を取得した上で、当時オン・ザ・エッヂよりも知名度があると判断し、ライブドアへ社名を変更しました。
株式分割を頻繁に行うなど、当時斬新な手法を用いたこと、六本木ヒルズにオフィスを構えるヒルズ族の一員として頻繁にテレビにも取り上げられます。
メディアに興味を持っていた堀江氏は親会社であるニッポン放送が子会社のフジテレビよりも時価総額を下回る逆転現象に目を付けて、
フジテレビ取得を目的としたニッポン放送買収を企んだり、衆議院の解散に伴う総選挙に自民党から出馬したり、プロ野参入を目指して大阪近鉄バファローズ買収に名乗りを上げるなど、その豊富な資金力を基に頻繁に世間の話題となりました。
上場廃止、現在は多方面で活躍
しかし、堀江氏は2006年証券取引法違反容疑により逮捕され、ライブドアは上場廃止となります。
2013年に釈放されると、堀江氏はロケット開発事業、書籍出版、会員制のコミュニケーションサロン、有料メルマガなど様々な事業を手広く行っています。
SNSでも積極的に意見を発信しており、日本の実業家、著作家、投資家、タレント、YouTuberとして多方面で活躍しています。
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