一時は危機にあった富士フィルムは再生医療へと進んでいる!古森重隆社長についてご紹介!

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今回は富士フィルムの社長、古森重隆社長についてご紹介していきたいと思います。富士フィルムといえば、コロナウィルスに対する薬「アビガン」でここのところ話題に出ていますよね。

古森さんの生立ちと実績

古森さんは1939年に長崎で生まれています。高校を卒業した後は東京大学経済学部へ進学しています。大学ではアメリカンフットボールに精を出すなど、体育会系であったようです。卒業後は富士フィルムに入社して、営業を中心として働いていました。ヨーロッパ社長として働いていた経歴も持っていて、その後に同社の社長に就任しています。その後は富士フィルムと富士ゼロックスを連結子会社とした、富士フィルムホールディングスを立ち上げています。

富士フィルムのこれまでの売り上げ

富士フイルムは近年ではヘルスケア事業を主な商売としています。特にバイオ医薬品の開発、細胞培養に必要な培地の販売などを手掛けてきました。最近ではその成果が出てきたようで、コロナウィルスに対抗できるアビガンも発表していましたね。細胞医薬品の事業においては2017年3月期に黒字化を果たすなど順調な経営をしていましたが、2019年3月期は赤字へと売り上げが激減しています。今後、さらに開発を進めていけば収益の黒字化も難しくはないというのが現在の富士フイルムのスタンスのようです。日本での薬の開発は海外と比べても費用が高いことから、どのように進むかは先が見えないのが難しいところですね。

今後の富士フィルム

以前は写真のフィルムが主流だった富士フィルムですが、今後はどのように経営を進めていくのでしょうか。ホームページには3つの段階で企業を進化させていくと書かれていました。第一に環境の変化に対して素早く、適切に対応できる企業が一般的には良い企業だと富士フィルムは考えているようです。しかし環境の変化に対応するだけではなく、今後を予測して行動していくことも視野に入れていることが見受けられました。また、カメラのデジタル化が進み危機に直面したことから、それぞれの市場における将来の変化を予測することも大切にしているようです。そして最後に新たな試みとして、新たな価値があるものを生み出し、産業や社会にポジティブなインパクトを与える企業になることを望んでいます。例えば再生医療の分野で新たな技術や知見も積極的に取り入れながら、さまざまな事業分野において活躍していけるような企業です。富士フィルムはこれら3点を念頭に置きながら今後も経営を進めていくようです。

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