世界に誇る日本発の化粧品会社「資生堂」の社長、魚谷雅彦さんについて紹介!

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今回は誰もが知る化粧品会社「資生堂」の社長である魚谷雅彦社長についてご紹介していきたいと思います。

魚谷さんの生立ちと実績

魚谷氏は高校の頃から英語に興味を持ち、将来は英語を使ったグローバルな仕事がしたいと考えていました。同志社大学を卒業後、狙っていた商社への就職は叶わなかったものの、留学制度のある現在のライオンに就職しています。その後、コロンビア大学経営大学院を修了し、シティバンクやクラフトジャパン、コカコーラのマーケティング本部長なども経て資生堂の社長へ就任しています。彼は現在も資生堂だけはなく、幅広い業界に携わって活躍しています。

資生堂のこれまでの売り上げ

資生堂は2020年2月に売り上げが過去最高を記録しました。今後の売り上げをさらに上げるためにこれまでも人気のあったスキンケア、ベースメイク、サンケアの商品の開発に力を入れていくようです。特に資生堂では、美容液「アルティミューン」やファンデーション、薬用ケアハイブリットファンデーションが大きく売り上げに貢献しています。中国やアジアでの海外事業の展開は好調で、トラベルリテール(空港など)の免税店事業に関してもアジアを中心に売り上げは伸びています。一方で北米や欧州に関する海外事業ではまだ改善点があるとして今後も展開を強化する方針だと発表しました。2019年にはこれを受けて、収益の低い店舗の封鎖やロンドンに店舗を設立させるなどの行動が功を奏しています。海外ではスキンケア用品はもちろんですが、コスメの方が人気があるようです。

今後の資生堂

資生堂のホームページでは『「VISION 2020」を実現し、グローバルビューティーカンパニーとして存在感を高めていきます。』との言葉を見つけました。ここからも分かる通り、資生堂は今後世界で通用する日本発のブランドとして名を上げていきたいようです。その準備として2015年からは事業の基盤を再構築し、2018年からは新戦略を立ててきたと主張しています。また昨今の貿易摩擦などの問題も注視し、時代の波にしっかりと乗っているのが見受けられます。例えば市場環境を逐一モニタリングし、いつでも柔軟に素早く対処できる姿勢を崩していません。このような緊張感を持った経営は日本国内だけだはなく、海外事業を展開する会社にとって必要不可欠なものなのですね。

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